外国債券

外国債券

外国の政府や企業等が資金調達をするために発行する有価証券です。予め、利率や満期日など資金の調達条件が決められて発行されます。

投資家は、利払い日に利息を受け取り（インカムゲイン）、満期（償還日）まで保有すれば額面を受け取ることができます。

投資家は、償還日を待たずに途中換金することもでき、買付価格より高い価格で売却できれば、その差額が利益（キャピタルゲイン）になります。

債券の一般的な種類

発行者による分類からは、国が発行する「国債」と一般の企業が発行する「社債」があり、大きくこの二つに分けられます。

利払い方法による分類からは、利率が予め決められており償還期限まで定期的に利子が支払われる「利付き債」と利子はつきませんが額面金額より低い価格で発行され額面金額で償還される「割引債」の二つがあります。

外国債券の特徴と魅力

1. 定期的な利息収入が得られます（利付き債）

   償還までの間、定期的にあらかじめ決められた利息が支払われます。

2. 償還時まで保有すれば確定利回りとなります

   償還時には額面金額が支払われるので利回りが確定します。

3. 投資目的にあわせて投資期間が選べます

   償還までの期間が10年以上の長期に及ぶものや5年以下の短期で償還するものなど豊富な種類がありますので、将来の目的に合わせて投資期間をお選びいただけます。

4. 途中換金が可能です

   償還前でも売却することで換金が可能です。途中売却される場合は金利変動等によって投資元本を下回る場合があります。

外国債券のリスク

元本割れリスク（為替リスク）

償還時、また途中売却時の為替レートが購入時の水準より円高の場合は円換算金が当初購入円金額を下回り投資元本を割り込む恐れがあります。

流動性リスク

流通市場が確立されていない債券の場合は途中売却を希望されても売却できない可能性があります。

信用リスク

利息および償還金額等の支払は発行者の義務となっていることから、発行者の経営・財務状況の変化およびそれらに関する外部評価等により発行者が利息または償還金額を支払わず、または支払うことが出来ない場合には損失を被りまたは投資元本を割り込む恐れがあります。

価格変動リスク（金利変動リスク）

債券価格は基本的に金利等の指標の変化に対応して変動することから仮に途中売却出来たとしても元本に著しい損失が生じる可能性があります。

早期償還による再投資リスク

債券によっては償還日より前に早期償還されることがあります。この場合早期償還された金額を再投資する時の利回りが元の債券が存続した場合の利回りを下回る可能性があります。

カントリーリスク

外国債券は外国の資産に投資するため、各国の政治・経済情勢、外国為替規制、資本規制等による影響を受け、資産価値が減少し損失を被る可能性があります。

取扱い外国債券一覧

岡安証券では、米国債やイタリア国債等の外国債券の取扱いをしております。利払い方法による分類では割引債に当たるゼロクーポン（ストリップ）債を主に販売しております。商品は以下に記載しております。

なお、ご投資にあたっては上記、外国債券の特徴と魅力、リスクをご理解の上、契約締結前交付書面および外国証券商品説明書をご確認ください。

債券格付け・為替・利回り等の詳細については、本店または各担当者等にお問合せください。